品質管理
プラスチックレンズを製造する上で精密測定技術が不可欠です。
弊社では輪郭形状測定機、レーザー干渉計、コリメーター、画像測定機、投影機をはじめとした各種測定装置にて精度管理を行っております。
〔光学面測定〕
レンズ面形状の測定やレンズ表面粗さ測定にはMitutoyo社製輪郭形状測定機CS-5000〔分解能0.002㎛(2.0㎚)〕を使用。精密な精度管理を行っております。
フィードバックシステムにて形状補正、レンズ面加工へ反映することにより、より設計値に近いレンズ金型、製品を製造することが可能となっております。
さらにコリメーターやレーザー干渉計、偏光観察器等、光学的測定器にて焦点距離、バックフォーカス、収差等の光学特性を管理しております。また、表面粗さ測定では算術平均粗さ(Ra)、十点平均粗さ(Rz)、最大高さ(Ry)など多くのパラメータによって表すことができます。
※弊社におきましてはRa10nm以下を目標として管理されております。
〔コート特性測定〕
コート特性の分析、測定にはHitachi社製分光光度計U-3000を使用。ピーク波長検出法にてコート特性がお客様の仕様水準に適正しているか評価いたします。
通常の測定波長は400~700㎚域での測定となりますが、特注では800~1500㎚域まで可能となっております。ただし特注測定の場合は測定データの提出は行っておりません。
また、コート密着性の評価方法はテープ ・テスト法(良品、不良品を付着力で判断する場合の検査方法)により管理されております。
〔外観形状測定〕
画像測定機や投影機、各種測定設備にて精度管理を行い、量産レンズ製作においては定時チェック測定を随時行うことにより製品品質の安定性を確保、管理しております。
※弊社ではご納品時に測定シートを添付しております。
【Mitutoyo社製 輪郭形状測定機 CS-5000】