球面/非球面レンズ
凸面・凹面形状で光の集光・散光に使われます。非球面レンズは複雑な形状で収差を軽減し、より正確な光学性能を実現できます。光学デバイスや応用分野で重要であり、使用目的や要件に応じて適切なレンズを選ぶことが重要です。
プリズム
光の屈折と反射を利用して光を分散・反射・屈折する光学デバイスで形状により入射した光を内部で反射、屈折させて光を制御します。光学計測、分光、光通信、光学機器などさまざまな応用で使用され、光の分割、位相の変化、偏光の制御などを実現します。
LED（照明系）レンズ
光源の光を効率的に集光または拡散するために使用される光学レンズです。LEDは光が広がりやすく、特定の方向に集光する能力が限られています。LEDレンズは、この問題を解決するために設計され、光を希望する方向に集めたり、広げたりする役割を果たします。
シリンドリカルレンズ
光の収差や屈折異方性を補正するために使用されるレンズで、球形レンズと異なり一方向にだけ曲率を持ちます。この特性により平行光を一方向に集光または散光させることができます。様々な分野で利用されており、光の形状や特性を制御するのに役立ちます。
自由（三次元）曲面レンズ
自由曲面レンズは光学設計の自由度が高く光の屈折や収差をより正確に制御することで高度な光学性能を実現します。この特性により、歪みや像の収差を最小限に抑え、高品質な画像や光学システムの実現が可能となります。また特定の応用に最適化された設計ができる利点もあります。
フレネルレンズ
従来の厚いレンズよりも軽量で薄く、大きな径を持つことができます。太陽光集光や照明、投影機、カメラ、顕微鏡などの分野で利用され、広い視野角や薄型デザインが必要な場合に有用です。構造上、光の回折が生じるため光の品質に制約がある場合もあります。
リニアフレネルレンズ
リニアフレネルレンズ、同一角またはエリア可変角のマイクロプリズムアレイが製作可能です。大きさはインジェクション成形で100×100㎜程度、ダイレクトカットでは200×200㎜程度まで対応可能です。
レンチキュラー
複数のシリンドリカルレンズが各間隔に配置された特殊な光学レンズで、3D効果や視差効果を生み出すことができ、視点によって異なる画像が表示され立体感が生まれます。レンチキュラーレンズは、視覚的な魅力を持つ技術であり、様々な分野で活用されています。
レンズアレイ
複数のレンズが配列された構造で、光の集光や分散、焦点調節などの機能を実現する。顕微鏡やカメラ、光通信などで使用され、マイクロレンズアレイや光学アレイなども進化し、小型かつ高密度なアレイは光学デバイスの性能向上や多様な応用に貢献します。
その他のお取り扱い製品形状
・プリズムアレイ
・各波長センサ用レンズ
・赤外線用球面フレネルレンズ
・ダブレットレンズ
・トリプレットレンズ
・パンケーキレンズ
・バイフォーカルレンズ、他
反射防止膜
反射防止膜（ARコート）はレンズに薄膜を施し屈折率を調整することにより各波長の透過率を上げることができます。弊社実績値では98~99％程度の透過率が得られております。反射防止膜はレンズ枚数（レンズ面）が増えるほど効果的です。
反射膜
透過レンズ面に反射薄膜を施すことにより凹面鏡などの反射体を作成することができます。薄膜は一般的なアルミニウムをはじめ、金薄膜蒸着にも対応いたします。弊社実績値では88～90％程度の反射率が得られております。
ハーフミラー
光の透過率を50％程度にコントロールします。光学用途以外に装飾などのデザインにも用いられます。アルミニウム、クロム、また各色に対応いたします。
その他のお取り扱いコート
・撥水コート
・ハードコート
・着色/装飾コート、他
コート測定データサンプル
・ARコート（透過率）
(PDF:298KB)
・アルミコート（反射率）
(PDF:589KB)
・金コート（反射率）
(PDF:898KB)
・ハーフミラーコート（透過率）
(PDF:315KB)
・ハーフミラーコート（反射率）
(PDF:827KB)
・ハーフミラーコート（透過率）
(PDF:1,123KB)
※形状対応表および材料対応表は当社実績になります。お客様ご指定の形状、材料により製作困難もしくは製作不可の場合がございます。
また、上記以外の形状および材料にもご対応できる場合がございます。詳しくは弊社までお問い合わせください。
※薄膜蒸着（コート）の評価測定器は弊社設備の分光光度計（日立U-3000）によるピーク波長法によります。
※材料名及び材料グレード名は商標登録された登録者の所有であり弊社が掲載することによって商標権を侵害するものではございません。
※1、ポリスチレンは仕様上一般材部品としてのお取り扱いとなります。
※2、ULTEM1000は仕様上一般材部品としてのお取り扱いとなります。また、当社において射出成形による樹脂塊からの製品化は未対応となります。市販のキャスト材（板材）からの製品化となります。